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ジョギングとマインドマップ。あるいはTwitter的なもの。

三十路も半ばを過ぎると否が応でもメタボ予備軍に編入させられるようで、健康診断に行くと尿酸値やらコレステロールやら危険水域に達しており(幸いなことにその他の数値はおおむね問題ない)、それらの改善のためにこのところ痩せるためにジョギングをしています。 残念ながら尿酸値にせよコレステロールにせよ、たまにちょっと走ったくらいで改善するようなものでもなく、昨年に比べてやや数値に改善が見られたものの、あまり大きな変化はなく、今後も走り続けていくつもりです。 ところで、最大の目的である各種健康上の数値の改善は一朝一夕には進みませんが、それとは別に、走っていると精神的にリラックスするというか、とても気持ちがいいのです。 私の場合、走っているときは安全確認で周囲に気を配りつつ、体の動きやフォーム、ペースなど「走っている自分の状態」をチェックしています。 とはいえ、それはそんなに必死に集中するほどのことではありませんので、その合間合間に色々なことが無意識に頭に思い浮かびます。 われわれの心の中には、普段の仕事や生活の中で蓄積され、うまくアウトプットされずに残った様々な情報や想いの断片が澱のように溜まっています。 走っていると、こうした断片が意図せずに思考の水面にふっと浮かび上がってくるのです。 こうした断片はアウトプットしようとして意識的に取り出そうとしても、なかなかすくり取りきれないものです。 それが、走っていると、勝手に自分から出てきてくれるのです。 そうしてそのまま走り続けているとまた断片が浮かんできます。結果、走り終わった時には色々な断片が思考の泉の中からすくいあげられていますので、これをまとめて新たなアウトプットにするもよし、そのまま捨ててしまってもよし。いずれにしても思考の泉は走り始める前よりもより澄んだものとなっています。 これがきっと精神的な気持ちよさにつながっているのでしょう。  あえて言えば、これはマインドマップを書きながら自分の頭の中にあるものを引き出していく行為に似ているかもしれません。ただ、それが無意識に行われるからこそ、自分でも想いのよらないものが出てきます。 もちろんジョギングでなくても、散歩でもサイクリングでもよいと思います。ただ、少なくとも私にとってはジョギングの場合が運動負荷と先に書いたよう...

ツタンカーメン展 (2012.4.2)

去る4月2日、かつてサントリーミュージアムだった大阪天保山の特設ギャラリーで開催されているツタンカーメン展に行ってきました。 平日の午前中でしたが、春休みということもあり、入場に80分待ちの大混雑。並んでいる人たちも思っていた以上に家族連れが多かった気がします。 実際に80分ほど並んで、ようやく会場に入れました。 ところが、すぐに展示が観られるのかと思いきやちょっとしたホールのようなところて足止めされ、遊園地のアトラクションのようにオープニングビデオみたいなものを見せられます。 正直、この時点でかなり萎えました。演出が過ぎるというか、純粋に展示を観たいのに、アミューズメント的な盛り上げられ方をされるとそうした知的好奇心に冷水を浴びせかけられたような感覚で、ハッキリ言ってこういうのは止めた方がいいと思います。 さて、数分のビデオを見せられた後、ようやく展示を観ることができました。 ビデオの時点で危惧したほど悪くはなく、本当に手で触れられそうな近くや、展示ケースの横や後ろからも展示物を観られるようになっていたのが好印象。 時代背景や文化的な解説などが個別の展示物にはあまりなかったのが残念でしたが、音声ガイドではそのあたりの解説もしっかり行なっていたようです。今後観に行かれる方は、入口で音声ガイドの機械を借りられることをお勧めします。 展示の詳細はなかなか文字で表現できませんが、なかなか楽しめました。 だいたいこういった古代の文物を見にいくと思うのですが、彫刻の精巧さには驚かされますね。現代と遜色ない人物や動物などの描写の正確さ、それを実現する道具も精度が高く作られていたのだろうと想像できます。 対して、塗装に関しては、塗りムラや下書きに対してのはみ出しなど、現代に比べるとやはり精度がやや低い。こちらについては、現代の塗料の進歩や印刷技術の向上を感じずにはいられません。 さて、ツタンカーメンといえば一番有名なのは黄金のマスク。今回の展示ではそのマスクはありませんが、黄金のカノプス容器(ミイラにする時に取り出した内臓を納めた容器)が展示されていました。 さらにチュウヤ(ツタンカーメンの曾祖母)の金箔で飾られた棺はその煌びやかさと大きさには、やはり圧倒されました。 なかなか実物を見る機会はないですし、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

持ってて良かったイオンSIM

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先週、休暇をとって九州旅行をしてきました。 ルートは阿蘇→湯布院→別府という九州中部を横断する感じでしたが、特に旅の前半においてイオンSIMが予想以上の活躍となったので、それを書き残しておきます。 事前にイーモバイルのエリアをサイトで確認して、LTEはまだエリア外だとしても、阿蘇の山(草千里や中岳火口など)や、阿蘇から湯布院に抜ける久住高原以外ではそれなりに3Gが通じると思っていたのですが、実際には初日に宿泊した阿蘇赤水付近でもがっつり圏外。 ここではイーモバイルが使えると考えていただけに、これは予想外でした。 一方、イオンSIMは赤水はおろか、阿蘇中岳の火口でもバッチリ圏内。ドコモの電波の威力をまざまざと見せつけられた印象です。 2日目、阿蘇外輪山から久住高原でも、大観峰という阿蘇を一望できる展望スポットではイーモバイルの電波を掴んだものの、その後の高原地域はやはりイーモバイルは圏外。 立ち寄りスポットを調べたり、Foursquareでチェックインしたりといった場面ではイオンSIMに頼りっきりでした。 もちろん、湯布院に着いてから最終日の別府はイーモバイルもちゃんと利用出来ましたし、イオンSIMからつなぎ替えると、その速度の速さは圧倒的。 さらにイオンSIMはb-mobile Wi-Fiに差していたのですが、電池の持ちが悪いので、いつ電池がなくなるかひやひやしながらこまめに電源のOnOffを手動で切り替える運用でしたが、イーモバイルのGL02Pは大容量電池のおかげで一日つなぎっぱなしでも問題なし。 今回の旅では、途中でJALのサイトで座席指定をしたりといった通信が必要な場面がいくつかあったのですが、イーモバイルだとこうした作業も自宅で光回線を利用しているのと遜色ないレスポンスで行うことができました。 ある程度都心部に近い所で日常的に利用するにはイーモバイルは非常に快適であることとともに、旅行や出張などで地方に行く機会があるのなら、イオンSIMなどのドコモMVNO系の格安通信回線をバックアップとして持っておくのは有効だと実感した旅でした。 阿蘇を見下ろす展望スポット「大観峰」。阿蘇でイーモバイルが通じたほぼ唯一のスポット。雄大な景色! 別府の海地獄。もちろんイーモバイルはバッチリ利用可。湯気の迫力がすごい。