路面電車

路面電車が好きです。
いや、もうちょっと正確にいうなら、路面電車がある風景や生活に憧れがあります。

せいぜい2両くらいのこじんまりとした姿に愛嬌を感じているのかもしれません。
ゆっくりと走る姿にのどかさを感じているのかもしれません。
そんな路面電車で通勤したり買い物に行く姿にノスタルジーを感じているのかもしれません。

私の母方の親戚が京都西陣に住んでいて、幼いころからちょくちょく遊びに行っていました。
近くにある北野天満宮は、弟や従兄弟たちとよく遊んだ場所です。
その北野天満宮の鳥居の前、今ではタクシーが停まるちょっとしたロータリーのようになったスペースがあるのですが、そこまで昔は市電が来ていたんだよ、と母によく聞かされたものでした。

Googleマップで見ると、北野天満宮の東側にある御前通りが今出川通りと交わる北野天満宮前交差点の北側で少し幅が広くなっているのわかります。どうもこのあたりに市電の駅があったようです)

もちろんその当時はすでに市電は走っていなくて、そんな話を聞いてもまったくピンとこなかったのですが、あるとき嵐電に乗る機会があって初めて、ああこういう電車が天神さんの前まで来てたのかと思って子ども心に興奮した覚えがあります。
男の子は多かれ少なかれ電車とか好きですしね。

路面電車が好きなのは、そんな記憶が理由なのかもしれません。

就職していろいろなところに出張で行くようになって、路面電車がある町にも何度も訪れるようになりました。
そういう町はたいてい路線バスも発達していて、移動時間を考えるとバスに乗ったほうが速いのですが、私は一人なら必ず路面電車に乗ります。
そして、路面電車で仕事に向かうという生活をちょっと体験してみたりしています。

最近は環境問題への対応から路面電車が見直され、復活の動きもちらほら見られます。
色々と課題もあるでしょうが、路面電車がある町が増えてほしいものです。

長崎の路面電車

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