情報の価値を決めるのは受け手
業務効率を向上させるために情報共有を進めるという話を考える上で、どうしても1つ誤解されがちなことがあるような気がするのでアウトプットしてみます。
どうも色々な人と話をしていると、「情報発信者は、その情報の価値の有無を判断できる」という前提に立っている人が多いように感じます。
ですが、本当にそうでしょうか。
簡単に言えば、情報に価値があるかどうかは、情報の受け手側の置かれた状況や立場、タイミング、経験の有無など、情報そのものというよりは外的要因によって変動します。発信者がそれらを把握して情報を出すというのは1:1の会話ででもない限り非常に困難であるわけですが、そこの認識があまりない。
だから「情報共有はいいけど、どういう情報を出せばいいのかわからない」「なんでもかんでも情報を送られてもみんなも読み切れなくて迷惑でしょう?」というような話になるのですが、そもそもの前提が間違っているんですよね。
「情報共有はいいけど、どういう情報を出せばいいのかわからない」というのは、言い換えれば、どういう情報を出せばいいのか発信者側でわかるはずだが、私には判断がつかない」ということで、つまり発信者側で価値が判断できるという前提に立っている発言であることがわかります。
「なんでもかんでも情報を送られてもみんなも読み切れなくて迷惑でしょう?」というのは、「だから、発信するときには価値がある情報に絞って送らないといけませんよね?」ということで、発信するときに価値の有無が判断できるという前提に立っている発言であることがわかります。
仲のいい友達同士の日常会話であればある程度それも成り立つかと思いますが、業務の話となると相手も複数ですし、相手の業務の詳細まで把握するのは難しいので、そうしたハイコンテクストな情報のやり取りは困難です。
ではどうすればいいかというと、今のところ2つしかないと思っています。
これって非常にSNS的で、ソーシャルな言い方に変換すれば、
SNSというのは非常に情報共有のしくみとしては理に適ったものだといえるでしょう。
ただし、情報の価値が変動するということは、結局価値ある情報となりうる母数を多くそろえることが価値を得られる確率を高めることになりますので、SNSをこうした情報共有のしくみとして考えるのであれば、そこへの参加数を大きくすることが大事であるということになります。
となると、どうしても参加者数が限られてしまう社内SNSでは人数の面で拡大に制限がありますので、いかに投稿を増やせるかが情報共有インフラとしてのポイントということになります。
どうも色々な人と話をしていると、「情報発信者は、その情報の価値の有無を判断できる」という前提に立っている人が多いように感じます。
ですが、本当にそうでしょうか。
簡単に言えば、情報に価値があるかどうかは、情報の受け手側の置かれた状況や立場、タイミング、経験の有無など、情報そのものというよりは外的要因によって変動します。発信者がそれらを把握して情報を出すというのは1:1の会話ででもない限り非常に困難であるわけですが、そこの認識があまりない。
だから「情報共有はいいけど、どういう情報を出せばいいのかわからない」「なんでもかんでも情報を送られてもみんなも読み切れなくて迷惑でしょう?」というような話になるのですが、そもそもの前提が間違っているんですよね。
「情報共有はいいけど、どういう情報を出せばいいのかわからない」というのは、言い換えれば、どういう情報を出せばいいのか発信者側でわかるはずだが、私には判断がつかない」ということで、つまり発信者側で価値が判断できるという前提に立っている発言であることがわかります。
「なんでもかんでも情報を送られてもみんなも読み切れなくて迷惑でしょう?」というのは、「だから、発信するときには価値がある情報に絞って送らないといけませんよね?」ということで、発信するときに価値の有無が判断できるという前提に立っている発言であることがわかります。
仲のいい友達同士の日常会話であればある程度それも成り立つかと思いますが、業務の話となると相手も複数ですし、相手の業務の詳細まで把握するのは難しいので、そうしたハイコンテクストな情報のやり取りは困難です。
ではどうすればいいかというと、今のところ2つしかないと思っています。
- 発信者側は情報の価値など斟酌せず、思いつくものをどんどん垂れ流して、受け手側で判断してもらう。
- 受け手側はどういう情報がほしいのかという点はわかっていますので、それを知っていそうな人に聞いて引き出す。(ノウ フーを押さえておく)
これって非常にSNS的で、ソーシャルな言い方に変換すれば、
- 思いついたことや近況は、反応のあるなしに関わらず投稿し、よかったものがあればいいね!を押してもらえる。
- 興味がある事柄を知っていそうな人や面白そうな人をフォローしておく。
SNSというのは非常に情報共有のしくみとしては理に適ったものだといえるでしょう。
ただし、情報の価値が変動するということは、結局価値ある情報となりうる母数を多くそろえることが価値を得られる確率を高めることになりますので、SNSをこうした情報共有のしくみとして考えるのであれば、そこへの参加数を大きくすることが大事であるということになります。
となると、どうしても参加者数が限られてしまう社内SNSでは人数の面で拡大に制限がありますので、いかに投稿を増やせるかが情報共有インフラとしてのポイントということになります。
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