春の西九州家族旅行(3日目)
だいぶ長くなってますが、もうちょっと続きます。
3日目は、ホテルの最上階のレストランでビュッフェ形式の朝食からスタート。今回の旅行では予定されている食事がほぼ和食なので、少し目先を変えてみました。
泊まっているホテルはこの辺りでは一番高い建物のようで、眺めは非常に良かったです。もっとも、長崎の地形的に稲佐山と風頭山とに挟まれているので、360度のパノラマというわけではありませんが。
料理も十分に美味しかった。かんぼこ(かまぼこ)や五島うどん、豚まんといったご当地メニューもあり、やっぱりあれもこれもとついついとりすぎてしまいますね。
ナビにしたがって、長崎駅前を市役所方面に曲がり、そのまま国道34号線から251号線、57号線と快適なドライブでした。
ただ、旅行前の天気予報では期間中晴れが続くはずでしたが、この日は朝からどんより曇っていて、251号線に入ったころにはとうとうぼつぼつと小雨が降ってきてしまいました。
やばい、そういえば雨具を持ってきてない……。
そんな天気のまま国道から雲仙方面に折れ、いかにも山道といったヘアピンなどがある急こう配の道をゆっくり上り、2時ごろに雲仙温泉に到着しました。
道中、小雨模様でしたが、雲仙温泉まで来ると時折雨粒は落ちてくるものの、何とかギリギリ曇りで持ちこたえてくれていました。
周囲は硫黄のいわゆる「腐った卵のような」においが強く鼻を刺激します。ここまで硫黄のにおいがするところは久しぶりです。
遊歩道は林のような木立に囲まれているのですが、ところどころ水たまりのようなものがあります。これがただの水たまりでないことは、立ち上がる湯気と白く変色した地面の色が物語っています。
少し歩くとさっと目の前が開けました。
思わず声が出ました。これまでの林がなくなり、露出した岩は白い堆積物に覆われ、いたるところから盛大な湯気がもうもうと噴き出しています。
これは確かに地獄だ。
お糸地獄と呼ばれるエリアには地獄から噴き出す蒸気で蒸した温泉卵が売られていました。
「1個食べたら、5年長生き、2個食べたら、10年長生き、3個食べたら死ぬまで生きる」と言われているそうです。死ぬまで生きるって当たり前なのでは……?
温泉街からは車で10分ほどでしょうか。ロープウェイがある仁田峠を通って戻ってくる道は一方通行の周回道路になっていて、対向車を気にする必要はありません。
途中の第二展望台からは、平成新山とそこから土石流が流れた跡がずっと海の方まで続いている景色を見ることができます。
仁田峠の広い駐車場に車を停め、ロープウェイへ。ロープウェイは特に時刻表のようなものはなくて、乗る人が来たらそこから8分程度待って出発するようになっていました。
5月になるとキリシマツツジがきれいだそうですが、標高1300メートルのここはまだようやく木々の芽が出始めたところ。
ロープウェイを降りて少し奥を登ると妙見岳の山頂?で、そこからは目の前に普賢岳と平成新山を見ることができます。
こんな大きな溶岩ドームが短期間でできただなんて、信じられない思いです。
平成新山ができたのは20年以上前になりますが、まだその大部分は草木が生えておらず、遠目には岩や土がむき出しになっています。
目を凝らしてみると、平成新山の山頂あたりからは白い煙が出ています。まだこの山が活動をしていることを実感する光景です。
大人には様々な思いを抱かせる景色ですが、小学生の娘にはさして面白くもなかったようで、早々に雲仙温泉に戻りました。
部屋からは先ほど散策した地獄が目の前に見えます。これは絶景。
温泉はこの地獄から湧き出しているものを旅館まで引いてきているようです。もちろん掛け流し。
お湯には白い湯の花が舞い、強い硫黄のにおいがします。それ以外、湯ざわりなどは特にぬるぬるするといったこともありませんでした。
うれしいのはこの温泉が一晩中いつでも入れることと、無料で家族風呂が借りられること。とても良いお湯で、散歩したあとということもありたっぷり温泉を堪能しました。
夕食は部屋食。ここまで魚介がメインだったので、ここでは長崎和牛を選択しました。お肉は柔らかく、脂が入りすぎていない肉の旨味の感じられるものでした。
3日目は、ホテルの最上階のレストランでビュッフェ形式の朝食からスタート。今回の旅行では予定されている食事がほぼ和食なので、少し目先を変えてみました。
泊まっているホテルはこの辺りでは一番高い建物のようで、眺めは非常に良かったです。もっとも、長崎の地形的に稲佐山と風頭山とに挟まれているので、360度のパノラマというわけではありませんが。
料理も十分に美味しかった。かんぼこ(かまぼこ)や五島うどん、豚まんといったご当地メニューもあり、やっぱりあれもこれもとついついとりすぎてしまいますね。
予想外の雨
ホテルのチェックアウトは11時だったのでゆっくりと支度をしました。もうすぐに昼になるのでそのまま長崎市内で昼食を摂るという手もあるにはあったのですが、朝ごはんをしっかり食べていたのであまり腹は減っておらず、そのまま雲仙に向かうことにしました。ナビにしたがって、長崎駅前を市役所方面に曲がり、そのまま国道34号線から251号線、57号線と快適なドライブでした。
ただ、旅行前の天気予報では期間中晴れが続くはずでしたが、この日は朝からどんより曇っていて、251号線に入ったころにはとうとうぼつぼつと小雨が降ってきてしまいました。
やばい、そういえば雨具を持ってきてない……。
そんな天気のまま国道から雲仙方面に折れ、いかにも山道といったヘアピンなどがある急こう配の道をゆっくり上り、2時ごろに雲仙温泉に到着しました。
地獄めぐり
予約していた旅館のすぐ横が「地獄」をめぐる遊歩道の入り口になっていたので、車を旅館の駐車場に停めさせてもらい地獄めぐりに出かけました。道中、小雨模様でしたが、雲仙温泉まで来ると時折雨粒は落ちてくるものの、何とかギリギリ曇りで持ちこたえてくれていました。
標高が高い雲仙運戦ではまだ桜が満開でした。 |
周囲は硫黄のいわゆる「腐った卵のような」においが強く鼻を刺激します。ここまで硫黄のにおいがするところは久しぶりです。
遊歩道は林のような木立に囲まれているのですが、ところどころ水たまりのようなものがあります。これがただの水たまりでないことは、立ち上がる湯気と白く変色した地面の色が物語っています。
少し歩くとさっと目の前が開けました。
まさに地獄 |
思わず声が出ました。これまでの林がなくなり、露出した岩は白い堆積物に覆われ、いたるところから盛大な湯気がもうもうと噴き出しています。
これは確かに地獄だ。
お糸地獄と呼ばれるエリアには地獄から噴き出す蒸気で蒸した温泉卵が売られていました。
「1個食べたら、5年長生き、2個食べたら、10年長生き、3個食べたら死ぬまで生きる」と言われているそうです。死ぬまで生きるって当たり前なのでは……?
今も火山活動が続いていることを実感
ぐるっと温泉街を回る形で旅館まで戻ってきましたが、まだもう少し時間があるようだったので、そのままもう少し山の上にあるロープウェイに行ってみることにしました。温泉街からは車で10分ほどでしょうか。ロープウェイがある仁田峠を通って戻ってくる道は一方通行の周回道路になっていて、対向車を気にする必要はありません。
途中の第二展望台からは、平成新山とそこから土石流が流れた跡がずっと海の方まで続いている景色を見ることができます。
写真より実際に見ると斜面の急峻さと土石流が流れた跡が今でもはっきりと見えて圧倒されます |
仁田峠の広い駐車場に車を停め、ロープウェイへ。ロープウェイは特に時刻表のようなものはなくて、乗る人が来たらそこから8分程度待って出発するようになっていました。
5月になるとキリシマツツジがきれいだそうですが、標高1300メートルのここはまだようやく木々の芽が出始めたところ。
右奥が平成新山。その手前の稜線が普賢岳 |
ロープウェイを降りて少し奥を登ると妙見岳の山頂?で、そこからは目の前に普賢岳と平成新山を見ることができます。
こんな大きな溶岩ドームが短期間でできただなんて、信じられない思いです。
平成新山ができたのは20年以上前になりますが、まだその大部分は草木が生えておらず、遠目には岩や土がむき出しになっています。
目を凝らしてみると、平成新山の山頂あたりからは白い煙が出ています。まだこの山が活動をしていることを実感する光景です。
大人には様々な思いを抱かせる景色ですが、小学生の娘にはさして面白くもなかったようで、早々に雲仙温泉に戻りました。
温泉最高!
旅行最後の夜は雲仙温泉の宮崎旅館に宿泊しました。部屋からは先ほど散策した地獄が目の前に見えます。これは絶景。
桜と地獄 |
温泉はこの地獄から湧き出しているものを旅館まで引いてきているようです。もちろん掛け流し。
お湯には白い湯の花が舞い、強い硫黄のにおいがします。それ以外、湯ざわりなどは特にぬるぬるするといったこともありませんでした。
うれしいのはこの温泉が一晩中いつでも入れることと、無料で家族風呂が借りられること。とても良いお湯で、散歩したあとということもありたっぷり温泉を堪能しました。
夕食は部屋食。ここまで魚介がメインだったので、ここでは長崎和牛を選択しました。お肉は柔らかく、脂が入りすぎていない肉の旨味の感じられるものでした。
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